
バラ苗 生産&販売
ローズレッスン12か月Monthly Care
楽しくバラと遊びながら
毎月のお手入れをやっていこう!
5月
木立性バラ
四季咲き性のバラは、今年初めての花(一番花)が次々に咲き出す季節です。咲き終わった花を摘み取る作業(花がら摘み)はありますが、なるべく開花の最盛期は、花をたっぷり見てゆっくりと楽しみましょう。開花中のバラは花を咲かせるほうに栄養の大半を使っているので、株の成長はゆるやかです。大部分の花が終わると、急に枝葉がぐんぐん伸びだしてくるので、本格的なバラづくりもここから始まります。
5月の作業
お気に入りのバラを入手して栽培をスタートしよう。
◇STEP1◇
鉢植えの開花株を購入する。
◇STEP2◇
花を楽しむ。
◇STEP3◇
咲き終わった花を切り戻す。
◇STEP4◇
鉢植え好きな鉢に植え替える。
地植え庭に植え付ける。
今月のお手入れ
◇水やり◇
鉢植え土の表面が乾いたら、底から流れ出るまでたっぷり与える。
地植え不要。土を軽く握って中まで乾いていたら株をまわりに与える。
◇追肥◇
5月下旬から6月上旬の間に規定量の緩効性化成肥料を1回施す。
◇病害虫対策◇
花びらを放置すると灰色かび病がまん延する。外注は見つけしだい防除する。
◇その他◇
花がら摘み・切り戻し、鉢バラの植え替え、植えつけ、新苗の摘蕾・花摘み、新苗の植えつけ。
つるバラ[5月]
一季咲きのつるバラは、春にだけ花を咲かせます。開花中は枝の成長も止まるので、とくに大きな作業はありません。まずは、心置きなく花を堪能しましょう。華やかに咲きほころぶ景色をゆっくり眺め、「次はここにも咲かせよう」「こう仕立ててみよう」など、冬の誘引のイメージもふくらませてみましょう。つるバラ初心者は、鉢植えの開花株から育ててみるとよいでしょう。
5月の作業
開花株を入手して栽培をスタートしよう。
◇STEP1◇
鉢植えの開花株を購入する。
◇STEP2◇
花を楽しむ。
◇STEP3◇
咲き終わった花を切り戻す。
◇STEP4◇
鉢植え好きな鉢に植え替える。
地植え庭に植え付ける。
今月のお手入れ
◇水やり◇
鉢植え土の表面が乾いたら、底から流れ出るまでたっぷり与える。
地植え不要。土を軽く握って中まで乾いていたら株をまわりに与える。
◇追肥◇
5月下旬から6月上旬の間に規定量の緩効性化成肥料を1回施す。
◇病害虫対策◇
花びらを放置すると灰色かび病がまん延する。害虫は見つけしだい防除する。
◇その他◇
花がら摘み・切り戻し、鉢バラの植え替え、庭への植えつけ、新苗の摘蕾・花摘み、新苗の植えつけ。
6月
木立性バラ
6月のバラは、やんちゃな伸び盛り。根から盛んに養分や水分を吸収して、枝先へと送っています。
株元や枝のあちこちから、「シュート」と呼ばれる若くて勢いのある枝がぐんぐん伸び出します。シュートは株を育てるために大事な枝。でも、放任するとあっという間に暴れん坊になるので、早めの「しつけ」が肝心です。
6月の作業
若い枝(シュート)が伸びたら早めにしつけよう。
◇STEP1◇
シュートが発生する仕組みを知る。
◇STEP2◇
花が終わったらシュートを切り戻す。(シュートのしつけ)
◇STEP3◇
追肥(除草、増し土、マルチング)をする。
今月のお手入れ
◇水やり◇
鉢植え土の表面が乾いたら、底から流れ出るまでたっぷり与える。
地植え梅雨入りしたら水やりをストップする。
◇追肥◇
固形の緩効性化成肥料を施す。(5月に施した場合は不要)
◇病害虫対策(強化月間)◇
水やりを控えめにしてうどんこ病、黒星病、灰色かび病を抑える。葉が硬くなり、害虫の被害も減る。発生時は初期に薬剤を散布してまん延を防ぐ。
◇その他◇
鉢植えシュートのしつけ、中耕・増し土、花がら摘み・切り戻し、植え替え、新苗の摘蕾・花摘み。
地植えシュートのしつけ、除草・中耕・マルチング、花がら摘み・切り戻し。
つるバラ[6月]
木立ち性のバラと同様に、つるバラも6月から7月にかけて、シュートが暴れ放題に伸びる季節です。放置すると、あっという間に庭やベランダがジャングルに。
バッサリ切ってすっきりしたいところですが、このシュートこそ、来年の春にいっぱい咲く大切な枝なのです。長く伸びたシュートは、冬まで上向きに束ねておきましょう。
6月の作業
若い枝を伸ばしながらしつけよう。
◇鉢植え◇
シュートのしつけ
◇地植え◇
シュートのしつけ
今月のお手入れ
◇水やり◇
鉢植え土の表面が乾いたらたっぷり。
地植え梅雨どきは不要。梅雨明け後は土が乾いて枝先がしんなりしたらたっぷり。
◇追肥◇
固形の化成肥料。(5月に施した場合は不要)鉢植えは生育の様子を見ながら液体肥料。
◇病害虫対策(強化月間)◇
梅雨どきは水やりを控えて病気を防ぐ。薬剤散布は夏前に済ませる。害虫は見つけしだい対処。
◇その他◇
鉢植えシュートのしつけ、中耕・増し土、植え替え。
地植えシュートのしつけ、除草・中耕・マルチング。
7月
木立性バラ
梅雨どきのバラは、水分と養分をたっぷりため込みます。枝や葉を茂らせて、初々しい草花のようにとても大きく伸びます。
一方、梅雨が明けると、枝葉がだんだん深緑色になり、株が充実して「木」らしくなります。これは、ぽっちゃりした食べ盛りの青年が、余計な水分を落としてボクサーのような体形にスリムアップする感じに似ています。
7月の作業
梅雨が明けたら水やりのやり方法を変えよう。
◇STEP1(水やり 梅雨どき)◇
土が乾かなければ不要。
鉢植え土が乾いた時だけ1日1回たっぷり。
地植え不要。(雨の当たらない場所では5~7日に1回)
◇STEP2(水やり 梅雨明け後)◇
乾湿のメリハリをつける。
鉢植え1日1回たっぷり。
地植え土が乾いて枝先がしんなりしたら、株まわりにたっぷり。(雨の当たらない場所では3~5日に1回)
今月のお手入れ
◇追肥◇
鉢植え生育の様子を見ながら液体肥料を施す。
地植え不要。
◇病害虫対策◇
真夏の薬剤散布は葉焼けを起こしやすいので7月中に済ませておくとよい。とくに黒星病は病葉を見つけたら薬剤を散布してまん延を防ぐ。
◇その他◇
シュートのしつけ、二番花の切り戻し、新苗の摘蕾・花摘み。
つるバラ[7月]
木立ち性のバラと同様に、つるバラも6月から7月にかけて、シュートが暴れ放題に伸びる季節です。放置すると、あっという間に庭やベランダがジャングルに。
バッサリ切ってすっきりしたいところですが、このシュートこそ、来年の春にいっぱい咲く大切な枝なのです。長く伸びたシュートは、冬まで上向きに束ねておきましょう。
7月の作業
若い枝を伸ばしながらしつけよう。
◇鉢植え◇
シュートのしつけ
◇地植え◇
シュートのしつけ
今月のお手入れ
◇水やり◇
鉢植え土の表面が乾いたらたっぷり。
地植え梅雨どきは不要。梅雨明け後は土が乾いて枝先がしんなりしたらたっぷり。
◇追肥◇
鉢植え土が乾いた時だけ1日1回たっぷり。
地植え不要。(雨の当たらない場所では5~7日に1回)
◇病害虫対策(強化月間)◇
梅雨どきは水やりを控えて病気を防ぐ。薬剤散布は夏前に済ませる。害虫は見つけしだい対処。
◇その他◇
鉢植えシュートのしつけ、中耕・増し土、植え替え。
地植えシュートのしつけ、除草・中耕・マルチング。
8月
木立性バラ
夏の厳しい暑さによって株が傷みやすくなり、全体の高さがバラバラになったり、枝が暴れたりします。花もポツポツ咲きますが、乾燥によって春ほど花びらが巻かなくなったり、小さくなったりします。乾燥と老化によって、株元近くの葉も黄色くなって落ち始めます。
8月の作業
鉢植えも地植えも暑さ対策を万全に!
◇鉢植えの夏越し対策◇
A二重鉢で直射日光をさえぎる。
B寄せ鉢で日陰をつくる。
Cすき間で鉢底を涼しくする。
D水やりでクールダウンする。
E打ち水で夕涼みをする。
F壁面をカバーする。
◇地植えの夏越し対策◇
A株まわりだけ水やりをする。
B植物で地面や株元を覆う。
今月のお手入れ
◇水やり◇
鉢植え午前中と夕方に土が乾いたらたっぷり。水やりで鉢の中の温度を下げる。夕方の打ち水も効果的。
地植え土が乾いたら株まわりのみ与える。
◇追肥◇
鉢植え生育の様子を見ながら液体肥料を施す。
地植え不要。
◇病害虫対策◇
コガネムシの幼虫に注意。高温乾燥期は葉焼け防止のため、昼間の薬剤散布を避ける。また、葉水で保湿してから散布する。
◇その他◇
二番花の切り戻し、新苗の摘蕾・花摘み、台風対策。
つるバラ[8月]
つるバラは葉が多く、自分で緑陰をつくって体を冷やすことができるので、健康であれば木立ち性のバラよりは暑さに強い性質があります。とはいえ、万全を期して高温乾燥期は鉢植え、庭植えとも、夏バテ予防に夏越し対策を行いましょう。株元の古い葉が黄色くなって落葉しても、黒い斑点がなければ病気ではありません。
8月の作業
長く伸びた枝の整理をする。
9月に入って夜温が下がり始めると、枝葉が伸びだすので、日当たりや風通しを悪くしないように新しく伸びた枝を上向きに縛りましょう。
今月のお手入れ
◇水やり◇
鉢植え朝夕たっぷり。水やりで体内の熱を冷ます。気温が下がったら、乾いてからたっぷり。
地植え土が極度に乾いたら株まわりにたっぷり。
◇追肥◇
鉢植え生育の様子を見ながら液体肥料。
地植え1年目の株は生育の様子を見ながら液体肥料。
◇病害虫対策(強化月間)◇
コガネムシとカミキリムシの幼虫、9月は黒星病、うどんこ病に注意。高温乾燥期の薬剤散布は葉水で保湿してから行う。
◇その他◇
8月は乾燥防止のために株元の雑草は抜かない。9月に除草する。台風対策。
9月
木立性バラ
まだ厳しい暑さが続きますが、過ごしやすい夜がふえてくると、バラは少しずつ体力を回復して、あちこちから新芽が出始めます。この時期に、株の夏バテ具合に合わせて「夏剪定」をしておくと、10月ごろから美しい花が一斉に咲き出して、華やかな姿を楽しむことができます。
春に購入して蕾や花を摘み続けていた新苗も、夏剪定をして秋から咲かせて楽しむことができます。
9月の作業
株の夏バテ具合に合わせて夏剪定をしよう。
◇STEP1◇
夏剪定の目的を理解する。
◇STEP2◇
夏バテ具合をチェックする。
◇STEP3◇
株の状態に合わせて夏剪定をする。
◇STEP4◇
剪定のあとに追肥をする。
今月のお手入れ
◇水やり◇
鉢植え土の表面が乾いたら、底から流れ出るまでたっぷり与える。
地植え1~2週間まとまった雨が降らないときだけしっかり与える。
◇追肥◇
夏剪定後に追肥をすると若芽の成長がよくなる。病気や夏バテで弱った株には施さない。
◇病害虫対策(強化月間)◇
芽が吹くと病害虫の活動が活発になる。黒星病、うどんこ病(下旬以降)、コガネムシの幼虫、カミキリムシの幼虫に注意。
◇その他◇
鉢植え根詰まりした株の植え替え。
除草・中耕をすると通気性や水はけが改善されて根の働きが活発になり、秋の花つきがよくなる。台風対策。
つるバラ[9月]
つるバラは葉が多く、自分で緑陰をつくって体を冷やすことができるので、健康であれば木立ち性のバラよりは暑さに強い性質があります。とはいえ、万全を期して高温乾燥期は鉢植え、庭植えとも、夏バテ予防に夏越し対策を行いましょう。株元の古い葉が黄色くなって落葉しても、黒い斑点がなければ病気ではありません。
9月の作業
長く伸びた枝の整理をする。
9月に入って夜温が下がり始めると、枝葉が伸びだすので、日当たりや風通しを悪くしないように新しく伸びた枝を上向きに縛りましょう。
今月のお手入れ
◇水やり◇
鉢植え朝夕たっぷり。水やりで体内の熱を冷ます。気温が下がったら、乾いてからたっぷり。
地植え土が極度に乾いたら株まわりにたっぷり。
◇追肥◇
鉢植え生育の様子を見ながら液体肥料。
地植え1年目の株は生育の様子を見ながら液体肥料。
◇病害虫対策(強化月間)◇
コガネムシとカミキリムシの幼虫、9月は黒星病、うどんこ病に注意。高温乾燥期の薬剤散布は葉水で保湿してから行う。
◇その他◇
8月は乾燥防止のために株元の雑草は抜かない。9月に除草する。台風対策。
10月
木立性バラ
バラが1度目の花を咲かせるのは5月ごろ。大きく華やかな花が、枝や葉が見えなくなるほど咲き乱れます。2度目は梅雨のあたり。やさしい色合いの花を、しっとりと咲かせます。そして、3度目が10月ごろ。秋空の暖かな太陽のなか、やや小ぶりの風情のある花が咲き出します。気温が下がるにつれて花もちや香りもよくなるので、一つ一つの花をじっくり味わえるのは、秋バラならではの楽しみです。
10月の作業
主な作業は一段落。秋バラをじっくり楽しもう。
◇STEP1◇
秋バラならではの花色や花形を味わう。
◇STEP2◇
花後に切り戻しをする。
今月のお手入れ
◇水やり◇
鉢植え乾いた鉢だけたっぷり。手前の鉢が乾いても奥の鉢は湿っていることがあるので、水の与えすぎに注意する。
地植えよほど乾燥しないかぎり不要。
◇追肥◇
不要。
◇病害虫対策◇
蕾の先に小さな白や黒の粒(オオタバコガの卵)がついていたら、つぶすかこすり落とす。蕾の横、に穴をあけて幼虫が食害していたら捕まえる。
◇その他◇
鉢植え残暑が続く場合は暑さ対策、根詰まりした株の植え替え。
台風対策、大苗の植えつけ。
つるバラ[10月]
つるバラも四季咲き木立ち性と同様に、秋から冬に大苗が出回ります。枝を短く切り詰めてあるので、見た目は木立ち性と変わりません。つるバラかどうかは品種名で確認が必要です。苗の選び方のポイントや植えつけの方法は木立ち性と同じです。
10月の作業
大苗の植えつけ。
秋に新しくつるバラを始めたい場合は、大苗を購入して植えつけましょう。植えつけ方は四季咲き木立性バラと同じです。根をていねいにほどいて、八方に広げて植えつけます。
今月のお手入れ
◇水やり◇
鉢植え乾いた鉢だけたっぷり。
地植えよほど乾燥しないかぎり不要。
◇追肥◇
鉢植え生育の様子を見ながら液体肥料。
地植え不要。
◇病害虫対策◇
害虫はオオタバコガに注意。黒星病、うどんこ病、べと病が発生したら薬剤を散布する。
◇その他◇
大苗の植えつけ、台風対策。
11月
木立性バラ
ポツポツ小ぶりの秋バラが咲きますが、11月に入るとめっきり花数が少なくなります。こうなると花後の切り戻し以外、主な作業はお休みです。趣のある秋バラをゆっくり楽しみましょう。
新しいバラをふやしたい場合は、この時期がチャンス。大苗を購入して鉢や庭に植えつけましょう。
11月の作業
大苗を購入して新しいバラを植えつけよう。
◇STEP1◇
大苗を選ぶ。
◇STEP2◇
大苗を植えつける。
今月のお手入れ
◇水やり◇
乾いたらたっぷり。水浸しにすると生育が弱る。
◇追肥◇
鉢植え生育の様子を見ながら主に液体肥料を施す。
地植え不要。
◇病害虫対策◇
黒星病、うどんこ病、ベと病に注意。株や土の中で病原菌が越冬するので、来年に持ち越さないように、見つけたら薬剤を散布する。
◇その他◇
花が終わったら浅めに切り戻す。
つるバラ[11月]
つるバラも四季咲き木立ち性と同様に、秋から冬に大苗が出回ります。枝を短く切り詰めてあるので、見た目は木立ち性と変わりません。つるバラかどうかは品種名で確認が必要です。苗の選び方のポイントや植えつけの方法は木立ち性と同じです。
11月の作業
大苗の植えつけ。
秋に新しくつるバラを始めたい場合は、大苗を購入して植えつけましょう。植えつけ方は四季咲き木立性バラと同じです。根をていねいにほどいて、八方に広げて植えつけます。
今月のお手入れ
◇水やり◇
鉢植え乾いた鉢だけたっぷり。
地植えよほど乾燥しないかぎり不要。
◇追肥◇
鉢植え生育の様子を見ながら液体肥料。
地植え不要。
◇病害虫対策◇
害虫はオオタバコガに注意。黒星病、うどんこ病、べと病が発生したら薬剤を散布する。
◇その他◇
大苗の植えつけ、台風対策。
12月
木立性バラ
12月の作業
水やりを控えて土の凍結を防ごう。
◇水やりを控える◇
鉢植え、庭植えとも、12月に入ったら水やりを控えましょう。土が湿っていると凍結して、根にダメージを与えます。
◇光と寒さにしっかり当てる◇
枝が硬いほど寒さに強くなるので、光と寒さにしっかり当てて枝を引き締めましょう。
◇鉢バラの霜よけ対策◇
寒さが厳しい地域では、鉢土が凍らないように、小さな鉢は日当たりのよい暖かい軒下に移しましょう。鉢の側面に寒風が当たらないように、二重鉢や、寄せ鉢にするのも、保温効果が高まるのでおすすめです。移動できない場合は、カットわらなどのマルチングも効果的です。
今月のお手入れ
◇水やり◇
土を軽く握って中が乾いた状態になるまで控える。
◇追肥◇
カリ分の多い肥料(液体肥料も可)を一度施す。枝が硬く充実する。
◇病害虫対策(強化月間)◇
落葉や蕾がらの中で病害虫が越冬するので、地面に落ちた葉や蕾を掃除する。とくにゾウムシの幼虫は蕾がらの中で冬を越すので残さない。
◇その他◇
鉢植え植え替え。
切り戻し、大苗の植え付け。
つるバラ[12月]
12月の作業
できるだけ早く枝を曲げて誘引しよう。
◇STEP1◇
葉を全部むしり取る。
◇STEP2◇
枝に優先順位をつける。
◇STEP3◇
太くて長い枝から曲げていく。
◇Point◇
早く曲げると「いいこと」がいっぱい。
枝を曲げる作業は、できれば12月中、遅くとも1月中旬までには終わらせましょう。寒くなるほど枝が硬く締まり、曲げると折れやすくなるからです。また、早く枝を曲げると、花をつける芽が早く決まり、その芽にたっぷり養分を集中させることができて、春にいっぱい咲きやすくなります。
2月中旬を過ぎると芽が動き始め、作業中に芽を傷めたり、ポロポロ取れたりするので、あまり遅くなってから誘引しないようにしましょう。
今月のお手入れ
◇水やり◇
土の表面を軽く掘って、中まで乾いていたらたっぷり。
◇追肥◇
不要。
◇病害虫対策◇
落ち葉や蕾の中で病害虫が越冬しないように株元を掃除する。カイガラムシやハダニがいたら薬剤を散布する。
◇その他◇
鉢植え霜よけ対策。
誘引。
1月
木立性バラ
赤く染まった葉を枝の上部に残すばかりとなり、葉の落ちた部分から枝が赤みを帯びていきます。こうなるとほとんど活動しなくなり、「休眠」の状態に入ります。
休眠中は根を切ってもダメージが少ないので、鉢バラは植え替えをして、根をリフレッシュする適期です。健康状態をチェックして、株の状態に合った植え替えを行いましょう。
1月の作業
健康状態に合わせて鉢バラの植え替えをしよう。
◇STEP1◇
鉢と株のバランスをチェックする。
◇STEP2◇
根詰まりの具合をチェックする。
◇STEP3◇
枝色で健康状態をチェックする。
◇STEP4◇
植え替えの下準備をする。
◇STEP5◇
健康状態に合わせて植え替えをする。
今月のお手入れ
◇水やり◇
土を軽く掘って中まで乾くまで控える。
◇追肥◇
不要。
◇病害虫対策◇
枝や幹にカイガラムシがついていたら、古い歯ブラシなどでかき落とすか、薬剤を散布する。
◇その他◇
鉢植え霜よけ対策。
植え替えない場合は、剪定1~2週間前に葉と蕾や花を取り除く、冬剪定、大苗の植えつけ。
つるバラ[1月]
枝を曲げる作業は、できれば12月中、遅くとも1月中旬までには終わらせましょう。寒くなるほど枝が硬く締まり、曲げると折れやすくなるからです。また、早く枝を曲げると、花をつける芽が早く決まり、その芽にたっぷり養分を集中させることができて、春にいっぱい咲きやすくなります。
2月中旬を過ぎると芽が動き始め、作業中に芽を傷めたり、ポロポロ取れたりするので、あまり遅くなってから誘引しないようにしましょう。
1月の作業
できるだけ早く枝を曲げて誘引しよう。
◇STEP1◇
葉を全部むしり取る。
◇STEP2◇
枝に優先順位をつける。
◇STEP3◇
太くて長い枝から曲げていく。
◇Point◇
早く曲げると「いいこと」がいっぱい。
枝を曲げる作業は、できれば12月中、遅くとも1月中旬までには終わらせましょう。寒くなるほど枝が硬く締まり、曲げると折れやすくなるからです。また、早く枝を曲げると、花をつける芽が早く決まり、その芽にたっぷり養分を集中させることができて、春にいっぱい咲きやすくなります。
2月中旬を過ぎると芽が動き始め、作業中に芽を傷めたり、ポロポロ取れたりするので、あまり遅くなってから誘引しないようにしましょう。
今月のお手入れ
◇水やり◇
土の表面を軽く掘って、中まで乾いていたらたっぷり。
◇追肥◇
不要。
◇病害虫対策◇
落ち葉や蕾の中で病害虫が越冬しないように株元を掃除する。カイガラムシやハダニがいたら薬剤を散布する。
◇その他◇
鉢植え霜よけ対策。
誘引。
2月
木立性バラ
1月中旬から2月中旬にかけて、バラは株元に濃縮した栄養を蓄えて休眠します。休眠期は、枝をバッサリ切っても株への負担が少なくてすみ、スムーズに若返らせることができるので、剪定の最適期となります。
しかし、下旬以降になると、株元に蓄えていた栄養が枝先に動きだして成長を始めます。こうなってから剪定を行うと、蓄えた栄養を切り捨てる形になるので、株への負担が大きくなってしまいます。
なお、秋に植えつけた大苗は冬剪定は行いません。
2月の作業
中旬までに剪定をして株をリフレッシュさせよう。
◇STEP1◇
剪定の1~2週間前に葉を取り除く。
◇STEP2◇
よい芽を探して切る位置を決める。
◇STEP3◇
全体の½~⅓の高さを目安に剪定する。
今月のお手入れ
◇水やり◇
鉢植え表面の土を軽く掘って、乾いていたら与える。
地植え雨に当たる場所ならほとんど不要。
◇追肥◇
不要。
◇病害虫対策◇
株元の樹皮をめくってカイガラムシやハダニが越冬していたら、地面に新聞紙などを敷き、古い歯ブラシなどでこすり落とすか薬剤を散布。
◇その他◇
鉢植え霜よけ対策。
大苗の植えつけ、除草・中耕。
つるバラ[2月]
枝を曲げる作業は、できれば12月中、遅くとも1月中旬までには終わらせましょう。寒くなるほど枝が硬く締まり、曲げると折れやすくなるからです。また、早く枝を曲げると、花をつける芽が早く決まり、その芽にたっぷり養分を集中させることができて、春にいっぱい咲きやすくなります。
2月中旬を過ぎると芽が動き始め、作業中に芽を傷めたり、ポロポロ取れたりするので、あまり遅くなってから誘引しないようにしましょう。
2月の作業
できるだけ早く枝を曲げて誘引しよう。
◇STEP1◇
葉を全部むしり取る。
◇STEP2◇
枝に優先順位をつける。
◇STEP3◇
太くて長い枝から曲げていく。
◇Point◇
早く曲げると「いいこと」がいっぱい。
枝を曲げる作業は、できれば12月中、遅くとも1月中旬までには終わらせましょう。寒くなるほど枝が硬く締まり、曲げると折れやすくなるからです。また、早く枝を曲げると、花をつける芽が早く決まり、その芽にたっぷり養分を集中させることができて、春にいっぱい咲きやすくなります。
2月中旬を過ぎると芽が動き始め、作業中に芽を傷めたり、ポロポロ取れたりするので、あまり遅くなってから誘引しないようにしましょう。
今月のお手入れ
◇水やり◇
土の表面を軽く掘って、中まで乾いていたらたっぷり。
◇追肥◇
不要。
◇病害虫対策◇
落ち葉や蕾の中で病害虫が越冬しないように株元を掃除する。カイガラムシやハダニがいたら薬剤を散布する。
◇その他◇
鉢植え霜よけ対策。
誘引。
3月
木立性バラ
3月の作業
枝先のケアをしていい花を咲かせよう。
◇STEP1◇
先端の芽吹きが弱い枝は切り戻す。
よい芽を選んで冬に剪定をしたつもりでも、寒さで芽が傷んだり、枝が枯れ込んでしまい、枝先からよい若芽が吹かないことがあります。その場合は、勢いのある若芽のあるところまで切り戻しましょう。枝先に勢いのある若芽があると、養分や水分がむだなく運ばれて、充実したよい花が咲きます。
◇STEP2◇
同じ場所から複数の若芽が出たら一番元気な若芽だけ残す。
同じ場所から複数の芽が伸びると、養分が分散して花が豪華に咲かなくなります。こんなときは「芽かき」を行いましょう。一番元気な芽が5~10cm程度に伸びたら、ほかの芽を摘み取って、栄養を集中させます。芽を減らすことで、風通しや日当たりもよくなります。
今月のお手入れ
◇水やり◇
鉢植え鉢土の表面が乾いたらたっぷり。
地植え雨に当たる場所ならほとんど不要。
◇追肥◇
規定量の緩効性の肥料を株のまわりに置き、軽く土と混ぜる。
◇病害虫対策(強化月間)◇
中旬ごろから枝先にアブラムシやうどんこ病が出始める。目では確認できないが黒星病の活動も始まる。コガネムシやカミキリムシの幼虫が冬眠から目覚めて再び根や幹を食害する。早めに防除する。
◇その他◇
鉢植え霜よけ対策。
除草・中耕。
つるバラ[3月]
小さな芽が日増しにふくらんで、気温の上昇とともに一気に伸び出します。リズミカルに吹き出した初々しい芽は、見ているだけでワクワクします。葉も少しずつ大きくなり、サクラが咲くころには、伸びた若枝の先に蕾が見え始めるでしょう。一季咲きのつるバラにとって、年に一度の花の祭典まであと少し。あまりいじりすぎず、そっと開花を待ちましょう。
3月の作業
中耕、除草、追肥をする。
硬く締まった土の表面を軽くかいてほぐすと、水はけや通気性がよくなって根が元気になります(中耕)。雑草も取り除きましょう(除草)。芽吹きをよくするために、株まわりに規定量の固形肥料を施して軽く土と混ぜます。
今月のお手入れ
◇水やり◇
鉢植え土の表面を軽く掘って、中まで乾いていたらたっぷり。
地植え雨に当たる場所ならほとんど不要。
◇追肥◇
3月に固形肥料を株のまわりに置き、軽く土と混ぜる。4月は鉢植えのみ生育状況を見ながら液体肥料を施す。
◇病害虫対策(強化月間)◇
アブラムシ、うどんこ病をはじめ、一気に病害虫がふえるので、早めに薬剤を散布して拡大を抑える。
◇その他◇
鉢植え霜よけ対策
除草・中耕、芽かき。
4月
木立性バラ
4月の作業
蕾が付いたら環境を変えずに開花を待とう。
◇鉢バラは水切れに注意!◇
うれしくなって急に肥料や水をやりすぎると、せっかくの蕾が落ちてしまいますが、水切れさせても蕾が落ちます。とくに鉢バラでは注意が必要です。いつもどおりの手入れを心がけましょう。
◇蕾や新芽が干からびて枯れたらゾウムシをチェック◇
バラにつくゾウムシは体長2~3mmほどの虫で、-小さな蕾や芽に被害を与えます。触るとコロっと落ちるので、水を張った受け皿をかまえて軽く枝先を触り、皿に落ちたところを捕まえます。
今月のお手入れ
◇水やり◇
鉢植え鉢土の表面を軽く掘って乾いていたらたっぷり。
地植え雨に当たる場所ならほとんど不要。
◇追肥◇
鉢植え生育の様子を見ながら液体肥料を施す。
地植え不要。
◇病害虫対策(強化月間)◇
アブラムシ、ヨトウムシ類(幼虫)、チュウレンジハバチ(成虫)、ゾウムシ(成虫)は見つけしだい対処する。蕾や葉に白い粉(うどんこ病)が発生していたら薬剤を散布する。
◇その他◇
新苗の購入と植えつけ、除草・中耕。
つるバラ[4月]
小さな芽が日増しにふくらんで、気温の上昇とともに一気に伸び出します。リズミカルに吹き出した初々しい芽は、見ているだけでワクワクします。葉も少しずつ大きくなり、サクラが咲くころには、伸びた若枝の先に蕾が見え始めるでしょう。一季咲きのつるバラにとって、年に一度の花の祭典まであと少し。あまりいじりすぎず、そっと開花を待ちましょう。
4月の作業
中耕、除草、追肥をする。
硬く締まった土の表面を軽くかいてほぐすと、水はけや通気性がよくなって根が元気になります(中耕)。雑草も取り除きましょう(除草)。芽吹きをよくするために、株まわりに規定量の固形肥料を施して軽く土と混ぜます。
今月のお手入れ
◇水やり◇
鉢植え土の表面を軽く掘って、中まで乾いていたらたっぷり。
地植え雨に当たる場所ならほとんど不要。
◇追肥◇
3月に固形肥料を株のまわりに置き、軽く土と混ぜる。4月は鉢植えのみ生育状況を見ながら液体肥料を施す。
◇病害虫対策(強化月間)◇
アブラムシ、うどんこ病をはじめ、一気に病害虫がふえるので、早めに薬剤を散布して拡大を抑える。
◇その他◇
鉢植え霜よけ対策
除草・中耕、芽かき。
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